最終成果報告会

    実施日時:平成20年3月1日(土)  13:00−17:40
    場       所:大阪大谷大学  音楽館カトレアホール  (大阪府富田林市)

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中間成果報告会20

1.内容
<第一部> 講演
    「ICTは教育を変えるか」
    大阪大学名誉教授  関西大学授業支援特別顧問
 
水越  敏行
    「授業改善にインストラクショナルデザインを活用する」
    熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻教授・専攻長
 
鈴木  克明
<第二部> 成果報告
    「実習ビデオ」
准教授
金川  廣一郎
    「レポート作成・添削支援システム」
    教授
宇都宮  啓吾
教授
高橋  圭一
    「指導案作成支援システム」
専任講師
開沼  太郎
    「プレゼンテーション学習支援システム」
教授
大倉  孝昭
    「内部評価報告」
教授
長瀬  美子
    「外部評価報告」
代読
    「まとめ」
教授
大倉  孝昭
 
2.開催報告
    大阪大谷大学は平成17年度の現代GPに採択され、3年間にわたり、取組んでまいりました。
    今回はその成果と今後の展望について本学からの報告、そして取組を行っている他大学からお招きした講師による講演会を行いました。
    第一部では、水越氏に「ICTは教育を変えるか」という演題で、関西大学授業支援センターにおけるFDの取組体制やその内容についてご講演頂きました。
    また、鈴木氏には、「授業改善にインストラクショナルデザインを活用する」というテーマで、ID(インストラクショナルデザイン)とは何か、ガニエの9事象、 ARCSモデルといったお話、そして、これらは授業改善を支える理論であり、学習心理学(人の学びと動機付けの仕組み)であるというお話をして頂きました。
    第二部では、本学の教員から、「実習ビデオ」、「レポート作成・添削支援システム」、「指導案作成支援システム」、「内部評価」、「外部評価」についてそれぞれ報告を いたしました。
 
3.本報告会の成果
    アンケートを実施し、参加106名のうち46名から回答を得ました。
    総合的評価である“取り組みは参考になったか?”という問いに対して、たいへん参考になった(52%)  参考になった(44%) という高い評価を得ることができました。
    また、本学の取組についての項目ごとの自由記述では、以下の結果を得ました。

【第一部】
(1) 水越氏の講演
  • 教員のICTスキルアップ活用には、そのニーズに応えることが有効であることについて確信を得ました。SAの活用を進めているところであり、大変参考になった。
  • 単に、メディアに依存するだけでなく、人的支援をベースにした授業改善の提案は興味深いものであった。
 ご経験をもとにした関西大学授業支援センター等の実例に関する内容は、大変参考になりました。

(2) 鈴木氏の講演
  • ID(インストラクショナルデザイン)の視点や方向性を確認できてよかった。
  • 教育課程についての考え方は、当然のことながら、考えを整理することができました。
 IDに対する理解を深めることができ、大変有意義な時間を過ごせたとのご意見をいただきました。

【第二部】
(1) 実習ビデオ
  • 実習の本番までに実際の教育現場を体験できるのは効果的です。大変面白い取組だと思いました。
  • 実習の様子を先生の目線、生徒の目線で見れるのは素晴しい。
  • 授業に参加している生徒画像のモザイクは、神経質になりすぎている気がする。子どもの表情も重要であるし、何より不自然感がぬぐえない。
肖像権の問題も含めて今後の課題であることを認識いたしました。

(2) レポート作成・添削支援システム
  • 開発の意図や使い方がよくわかった。使わせてほしいと思った。
  • 添削時のコメントで検索できる仕組みがあるのはのはよいと思う。
  • エラー(悪文)事例の蓄積は何の役に立つのですか?教育効果を明示して頂きたかった。
  • 日本語文章の添削以外では、どのような利用が可能なのかを聞きたかった。
 学外へのシステム提供およびそれらの機能についても分りやすくし、他での使用方法も含めてさらに検討していく必要性を感じました

(3) 指導案作成支援システム
  • 誘導型から自己確認型にすることにより、指導案に対する自己責任が高まると思った。
  • 教育実習の指導に有効だと思う。使わせて欲しいと思った。
  • 福祉施設等での使用可能性はどうなのでしょうか。
 他大学からも他の校種での科目も使用したいとの要望もあり、今後はその部分についても検討する必要があると認識しました。

(4) プレゼンテーション学習支援システム
  • 魅力的な授業にするために、いかにプレゼンテーションを活用するか、大変ヒントになりました。
  • ストーリーの面白さをどのように評価するのか、スタンダードの確立を期待いたします。
  • 評価学習システムを見せて頂きたかった!
 機会があれば、評価学習システムをお見せできるような機会を設けたいと考えます。

(5) 内部評価
  • 来年度より、本学でも現代GPに取り組みに入っており、評価の方法について、大変参考になった。
  • 少し評価が甘いのではと思われる部分もあったが、幅広く、多様な視点で評価されていると感じました。
 「評価が甘い」という部分については、真摯に受け止めさせて頂きます。

(6) 外部評価
  • 実際に外部から評価を受けた結果を生に聞ければ更に良かった。
 外部評価委員の先生には、年度末でご都合がつかなかったためにお越し頂けなかったことは残念に思っております。
 
4.今後の事業への反映
 現代GPで得られた成果をさらに有効活用し、学生還元、外部公開をどう進めるかという課題がありますが、身の丈にあった「小粒でも凛とした存在感のあるICT活用教育支援事業モデル」を目指して『実践力をつける実習教育統合支援システム』をさらに発展させたいと考えております。
 
5.イベント参加者と業種
 106人(業種:大学、短大、高等専門学校、高校、企業など)

 本学発表者の報告内容をご覧いただけるようにビデオコンテンツおよびパワーポイント発表資料を掲載いたしましたので、是非ご覧下さい。

 開 会
DL「開会挨拶」
学長 草場 宗春
学長
 第一部 講演
最終成果報告会開催にあたり、お招きしたお二人の先生方に講演をお願い致しました。
DL「ICTは教育を変えるか」 DL「授業改善にインストラクショナルデザインを活用する」
大阪大学名誉教授 関西大学授業支援特別顧問 水越敏行 教授 熊本大学大学院社会文化科学研究科 鈴木克明 教授
Video(1時間7分23秒) / PowerPoint(110KB) Video(1時間15分5秒) / Word(844KB)
水越敏行 教授 鈴木克明 教授
 第二部 成果報告
DL「実習ビデオ」 DL「レポート作成・添削支援システム」
金川廣一郎 准教授 宇都宮啓吾 教授・高橋圭一 教授
Video(14分7秒) / PowerPoint(212KB) Video(20分47秒) /
PowerPoint(290KB)  PowerPoint(632KB)
金川准教授 宇都宮教授 高橋教授
DL「指導案作成支援システム」 DL「プレゼンテーション学習支援システム」 
開沼太郎 専任講師 大倉孝昭 教授
Video(22分47秒) / PowerPoint(370KB) Video(20分17秒) / PowerPoint(472KB)
開沼専任講師 大倉孝昭教授
DL「内部評価報告」  DL「まとめ」
長瀬美子 教授 大倉孝昭 教授
Video(9分0秒) / PowerPoint(350KB) Video(3分46秒)
長瀬美子教授 大倉孝昭教授
 閉 会
DL「閉会挨拶」
大谷学園副理事長 左藤 一義
副理事長

多くの皆様のご参加を賜りまして有難うございました。心よりお礼申し上げます。


 成果報告書
各年度の成果報告書は、PDF形式でこちらからダウンロードできます。