成和会の皆様におかれましては、大谷の精神「報恩感謝」のもと、健やかにお過ごしのことと存じお喜び申し上げます。
ただ、今年始まって早々の北陸の大震災、止むことなき戦争、まだまだ油断できない世界を大きく変えたコロナ感染症等、次から次へと不幸な事が続いています。この成和会の活動も、あたりまえのように出来ていた事が出来なくなりました。その日常がなんと有難い事だったか、と深く感じております。その中、昨年10月の総会で成和会員の皆様と再会でき、楽しい時間を過ごせた事はこの上ない喜びでした。「ああ、やはり大谷学園成和会は格別の幸せな場所なのだ」と、皆様も感じていただけたと思います。この灯は消してはいけない、と改めて感じたことでした。
さてこのたび、山本恵子前会長、ならびに役員の皆様のご勇退により、私達が大きな任を担う事になりました。ただただ身の引き締まる思いです。
一度は成和会の存続が危ぶまれた時もありました。しかし前役員の皆様の大変なご尽力をいただき、僭越ながら私達が引き継ぐ事となりました。またその際、大谷学園理事長の左藤章先生、学園長の左藤一義先生のご推挙もいただき存続につながりました。この場をお借りして深くお礼申し上げます。どうぞ今後も成和会の未来にお力添えいただきますようよろしくお願いいたします。
2013年、大阪大谷短期大学部が廃されて10年。今までと同じ成和会の活動は出来なくなります。何を残し、そして何を諦めるのか。会員皆様の願いをしっかり受け止め、そしてお心に添えますよう精一杯勤めさせていただく所存です。未熟な私達です。今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。なお、山本前会長には相談役として引き継きご尽力いただけることになりました。心強いことです。
皆様どうぞご健勝であられますように。またお会いできる日を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
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